私が開発したイメージング瞑想は、カウンセリングに通うことが難しい白血病の女性のために、私が録音した“イメージ誘導の音声”がきっかけで生まれた音のコンテンツです。その女性に最初に会ったのは、私がステージエンターテイメントを名古屋で行った時。車椅子で楽屋を訪れた彼女は18歳。白血病で医者から余命2ヶ月と言われていると自分ではっきりと私に言いました。「ジョイさんのステージ、久しぶり笑いました。ジョイさんの力で私治るかもですね」と、笑顔で言いました。「私の夢は、成人式に着物で参加することです」とも。

 

その頃の私はいちエンターテイナーでしかない。まだカウンセリングもコンサルもしていない頃だったので、希望の持てる前向きな言葉なども返せず、とにかく何かしなければという想いだけで、すぐにアメリカの知人に連絡。アメリカにいた時に見かけた「Heal Cancer (癌治癒)」という本を探して送ってもらうことにしました。その本には、癌治癒に有効な食事と瞑想法の二つが書かれていて、私はなんとか翻訳して、食事をレポートにまとめ、その本を参考にして自分なりの瞑想スタイルで彼女に語りかける音声をMD(CD以前にデジタル録音できた音響機器)に録音し、彼女に送りました。しばらくして彼女から手紙が来ました。「車椅子を頼ることなく庭で愛犬と遊んでいます」という嬉しい報告でした。そしてさらに一年が経ち、彼女の成人式での着物写真が送られてきました。​余命2ヶ月など、はるかに超えて彼女は夢を実現できたのです。​

 

「イメージング瞑想」が病気を治せるとは言えません。そもそも病気を治すために創ったものではないです。私は医者ではないですし、病気に苦しんでいる人たちの責任も取れません。少しでも病気によるストレスが軽減すればと願って創ったものでした。しかし、イメージング瞑想で、本当に多くの嬉しい奇跡が生まれた事実があることを私は知っています。高所恐怖症の女性が「イメージング瞑想」を聴き、吊り橋を平気で渡れたり、逆上がりのできなかった子が一瞬で出来るようになったり、そうしたシーンがテレビで紹介されました。科学的に、医学的に、常識的に不可能と思われてきたこと、自分で無理だと思っていたことがたくさん可能になったことは紛れもない事実なのです。

 

「イメージング瞑想」を創るきっかけを私に与えてくれた女性のためにも、できる限り実効果のあるものを誠心誠意込めて創っていきます。あなたにも是非、自分磨き、能力アップ、問題解決、不安解消などに「イメージング瞑想」を活用してもらえたらと願っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　心理研究家  ジョイ石井