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超えられるハードルは設定しない

執筆者の写真: Joy IshiiJoy Ishii

2023年が終わる。

ステージ創りの一年だった。

 

2月と6月、そして先日のクリスマスにLIVEした。

エンターテイメントを活動の中心におくと決め、昨年の8月22日を皮切りに4本のステージを創った。

毎回、かなり高めのハードルを課して自分への挑戦をした。

いつもそのハードルに足を取られた。

イヤというほど脛をぶつけて転倒した。

 

超えられるハードルなんてそもそもいらない。

ぼくにとってのハードルは、運動会のそれとは違う。

超えるために置いたことは一度もない。

くぐったほうが早いんじゃないかっていうくらい高いハードルを用意する。

それくらいして初めて潜在能力は動いてくれる。

それくらいしないとダメなんだ。

 

ぼくはエンターテイメント創りという潜在意識を刺激できる格好の標的を見つけたのだ。

結局ぼくは潜在意識を刺激することにしか興味がない。

潜在能力を引き出すことにしか自分の情熱が湧かない。

 

だから、ぼくのやることなすことしんどいことばかり。

ギリギリまで自分を攻め立ててばかりだし、そこまでやったところで、ハードルを超えられたことはないのだ。

目標を達成することにあまり魅力を感じていないのだろう。

目標はあくまで自分を引き上げるためのゴール設定でしかない。

どんなに練習しても、どんなに優れたスタッフたちに囲まれてステージに立っても、幕が開いてからは、すべてが自分次第。

2時間半のアドリブが続く。

運動神経と反射神経と自分のセンスだけが頼りの、まさにLIVE、生のエンターテイメントを自分の道として選んでしまった。

 

そうしてようやく見えてきた自分のエンターテイメント。

自分史の中で2023年というのは、ちょっと意味のある年になったのではないかと思う。

 

もちろん、自分ひとりでここまで来れたなんて夢にも思わない。

多くの人の存在があってこその今だ。

でも、お礼や感謝はまだしない。

言葉でお礼を伝えるより、心底感謝を思うより、もっと違うぼくならではのカタチで、関わっているすべての人にぼくの想いを戻したい。

年末年始なんてカレンダーの行事催眠には囚われず、ぼくは今日も明日もハードルに突っ込んでいく。

それしかできない。それしか興味がない。少なくともいまは。




 
 

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