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ライブ当日の朝

笑っても泣いてもライブ本番。

ぼく自身、今日のステージで笑ったり泣いたり弾けたい。




 

普段のぼくは超朝方だから五日くらい前から少しずつ夜型に変えていった。

ライブは夜だから自分のコンディションのベストを夜19時に設定する。

ガムバって昨夜は23時まで起きていた。

それでも今朝は4時に目が覚める。

見慣れないホテルの天井が最初に目に入り、いよいよ本番当日と認識。

テンションが上がり始めるのを感じながらベッドから出た。

ただし上がりすぎないよう少し自分を抑える。

本番の19時が勝負なのだから。

 

今日だけは、すべてのちょっとしたモヤモヤを1ミリも心に過らせず、ステージに立つ自分のためだけに全集中するぞ。

いつものぼくの周囲への気遣いや気配りは、客席を埋めるお客さんとぼくとのコミュニケーションのためだけに使うのだ。

モヤモヤやイライラはいらない。

ぼくに必要なのはドキドキとワクワクだけ。

 

コーヒーを淹れながら鏡の中の自分を見る。

 

疲れた顔してない?

大丈夫。

 

喉の調子は?

いい感じ。

 

冬場のこの時期は喉の乾燥に気をつける。

2時間以上しゃべりまくるライブだから。

 

コンディションは良好。

早く会場入りしてスタッフたちと顔を合わせたい。

 

いまこの瞬間はそんな感じかな。

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