夜の雨に光をあてて

子供の頃、

雨が降って外へ出られないときは決まって、

飽きもせずにずっと窓の外の自然がもたらすものを

眺めていました。

 

その癖が残っているのか、

昨夜も(2時くらいですか)

雷光とともに地面をたたきつける

土砂降りの雨を、

窓から眺めていました。

 

 

 

「よし、写真を撮ろう」と

カメラを向けますが、

ご存じの通り雨ってなかなかうまくは撮影できません。

 

 

映画の撮影などは、本当に大変です。

 

それなのに私の映画には、

やたらと雨のシーンが出てきます。

 

一瞬なのですが、

その雨にとても重要な役割を持たせています。

 

しかも、たいていが土砂降りなのです。

 

 

基本的に、雨自体はなかなか画面には映りません。

 

光を当てたり、

水たまりの波紋で雨を表現したりするのです。

 

 

普段の私たちも、

通り過ぎる車のヘッドライトに照らされている雨を見て、

「ああ、結構降っているね」などと

初めて気づくことがあるでしょう。

 

 

 

 

そんなわけで、

昨夜も私なりに色々と工夫を凝らして、

土砂降りの雨を

そのとき私が感じている激しさを

そのまま表現できるよう

ダイナミックに撮影しようとしていました。

 

 

 

 

フラッシュをたけば、

手前のモノにハレーションして

うまく撮影できないことは分かっていたので、

頭から考えず、試さずでいました。

 

 

 

 

どんなに工夫しても、

光量が少なすぎて

「手ぶれ」サインが出てしまうので、

最後に何気なくフラッシュをたいて撮影しました。

 

 

それがこの写真です。

 

私が撮りたかった土砂降り加減は、

まったく表現できていませんが、

まるで降っている雪を撮影したかのように、

たいたストロボのフラッシュが

夜空から落ちてくる雨粒ひとつひとつを

照らしたのです。

 

 

 

 

予想外の表現結果を見て、

 

「へーっ」と素直に驚いた僕でした。

 

 

 

 

 

・・・・と、

こんなことを書いていたら、

また外で雷鳴が聞こえ始めました。